上映会:「変化の過程〜文化の間で」
フランスで活躍する岡山出身アーティスト矢吹貴子の映像作品を中心にとりあげます。
彼女の作品は常にマイノリティとアイデンティティの問題を喚気します。
異文化圏で作品制作に果敢に挑戦する彼女は生活の中で何を感じ、どのような葛藤を抱いているのでしょうか。
さらにフランスで活躍する6人のアーティストの作品も同時上映します。
これらの作品を観ることによって、矢吹貴子と言う個人を超え、
国という背景の違いを感じていただけることでしょう。
フランスという異文化の環境の中で彼女が何をつかみとってきたのかを、一緒に感じてみたいと思います。
アーティスト紹介
矢吹貴子 Yabuki Takako
1971年、岡山生まれ。フランス在住
作品には常にマイノリティーとアイデェンティティの問題について喚起する要素があります。
現実と虚像なかに生まれるヴィジョンを時には優しくいとおしみ、時には暴力的に人間の深層心理を巧みに表現します。
■主な展覧会
2006年 ロッテルダム国際映画祭 オランダ(ロッテルダム)
2007年 サン・ナゼール 現代アートセンター 「ライフ」 フランス(サン・ナザール)
2005年 ビエナル ドウ イマージュ アン ムーブマン 第二位 「ヤングクリエーター賞」受賞 スイス(ジュネーヴ)
2007年 スカム 「ブイヨン・ド・レーブ」受賞 フランス(パリ)
アントニア・アメリーナ・フリッチ Antonia Amelina Fritche
1975年フランス、フィジャック生まれ。フランス、メキシコ在住
イメージの操作と修正によっておこる感覚の混乱を映像化しているアーティスト。
彼女の作品にはミステリアスな視点と、色と動きに対する強い誘惑が感じられます。
■主な展覧会
2006年 ミロ現代美術館 「Wash Room」 スペイン(バルセロナ)
2008年 グランパレ 「ダン ラ ニュイ ドユ イマージュ」フランス(パリ)
フラビオ・キュリー Flavio Cury
1973年 ブラジル、サンパウロ生まれ。フランス在住
■主な展覧会
2007年 ループアートフェア スペイン(バルセロナ)
2009年 サステンドマーク ブロンドプロジェクト スイス(バーン)
コーイック・西中・ジュリアン COIC NISHINAKA Julien
1976年フランス、ブレスト生まれ。日本在住
■主な展覧会
2004年 パノラマ5 フランス(トゥークワンヌ)
2004年 ガライーセパ フランス(レーンヌ)
ダビット・ラニエ David Lasnier
1976年フランス、アングレーム生まれ。フランス在住
■主な展覧会
2006年 インスタントビデオ国際フェスティバル フランス(マルセイユ、サンドニー)、チェコ(プラハ)、アルゼンチン(マルデルプラタ)
2008年 マルセイユ現代美術館 「マルセイユアーティスト協会」フランス(マルセイユ)
ユーゴ・アルシエ Hugo Arcier
1976年フランス、モンペリエ生まれ。フランス在住
■主な展覧会
2006年 キューブ 「ケル タロン」 フランス(パリ)
2007年 ギャラリー マグダ フランス(パリ)
瀬戸桃子 Seto Momoko
1981年千葉県生まれ。フランス在住
■主な展覧会
2007年 パモラマ8 フランス(トゥークワンヌ)
2008年 フェルム デ ヴュイッソン フランス(パリ)
- 会 期:2008年11月23日(日)14:00〜16:30(13:45開場)
- 会 場:岡山市立オリエント美術館 地下講堂
- (岡山市天神町9-31)
- 入場料:500円