展覧会:「変化することを受け入れよ」
「変化することを受け入れる」とは何を意味するのでしょうか。
そこにはアーティストの個差によるものではなく、フランスと日本の文化の差というべきものがあります。
変化を流れの中で捉える日本に対し、
革命に寄って今を切り開いてきたフランスにとって変化とは何かにゆだねるものではなく、個人で起こしていくものであるのです。
展覧会では、岡山在住のアーティスト神崎佐知子とフランスのアーティスト、アントニア・アメリーナ・フリッチの二人によって新作が発表されます。
神崎佐知子は「全ての生き物には皆、生きるための力を持っている」という言葉に象徴されるように生物の持っている力に着目し、
独自のテキスタイル作品とパフォーマンスで活躍しているアーティストです。
また、アントニア・アメリーナ・フリッチは、イメージの操作と修正によっておこる視覚の混乱を映像化しているアーティストです。
彼女の作品にはミステリアスな視点と、色と動きに対する強い魅惑が感じられます。
この二人によって考えられたそれぞれの「変化することを受け入れよ」をテーマとした作品と出会うことで、
自分にとって変化とは何かを考えてもらいたいと思います。
アーティスト紹介
アントニア・アメリーナ・フリッチ Antonia Amelina Fritche
1975年フランス、フィジャック生まれ。フランス メキシコ在住
イメージの操作と修正によっておこる感覚の混乱を映像化しているアーティスト。
彼女の作品にはミステリアスな視点と、色と動きに対する強い誘惑が感じられます。
■主な展覧会
2006年 ミロ現代美術館 「Wash Room」 スペイン(バルセロナ)
2008年 グランパレ 「ダン ラ ニュイ ドユ イマージュ」フランス(パリ)
神崎佐知子 Kanzaki Sachiko
1979年岡山生まれ。
「全ての生き物には皆、生きる為の力を持っている」という言葉に象徴されるように生物の持っている力に着目し、
独自のテキスタイル作品とパフォーマンスで活躍しているアーティストです。
■主な展覧会
2006-7年 アートの今 岡山(天神山文化プラザ、高梁市歴史美術館、勝央美術文学館)
2007年 日米国際交流展 東京(東京都美術館)、アメリカ(La art core)
2003年 JEANSFACTORY contemporay art awardo2003グランプリM賞受賞
- 会 期:2008年11月21日(金)〜11月30日(日)
- 13:00〜19:00
- ※最終日は17:00まで
- 会 場:上之町會館 2F
- (岡山市天神町9-39 甚九郎稲荷境内入ル)
- 入場料:無料